ごあいさつ
畦上(あぜがみ) 和彦
人生は摩訶不思議なもので、プロフィールに紹介させていただきましたが、紆余曲折を経験した末、現在の鍼灸師・カイロプラクターという職業に就いております。
独立開業して早や36年。社会的には地球環境問題・経済的な行き詰まりなど、誰にとっても先の見えない現実と向かいあっていると思います。
そんな中で自分なりになんとか社会の進歩に貢献したいという人としての思い・責任を感じております。
では“進歩”とは何でしょうか?私は本人の責任ではない不幸が減っていくこと、たとえばその国に生まれたというだけで虐げられているとか、原因が究明されていない病にかかってしまうとか…。
印象深いテレビ番組のひとつにNHKの『映像の世紀』という番組がありますが、映像が記録で残っているここ百年余りの極めて近い過去においても“名前”すらもつかず人間とはとても言えないような状態で世を去っていった多くの人がいることを目のあたりにしてしまいます。
それにくらべると上記のような問題をかかえる現在はかなり進歩したと言えるかもしれないし、また全く新たな危機が目前に迫っているのかもしれません。
物質的な高度成長に行き詰まりを覚える今、壮大な時間の中で秩序づけられた自然である“自らの身体”から見直してみることにひとつの活路を見出せるのではないかと思っております。
そのひとつの礎として、何百年・何千年の歴史の中で体系づけられた東洋医学があると思います。
自らの体の不調が改善したことをきっかけに鍼灸学校・カイロプラクティック学校に学びましたが、卒業した時点においてはまだまだ疑問点も多く、論理的・科学的に体得できているというよりは伝統的なマニュアルに従ってとにかく一所懸命に施術にあたるだけでした。
学生時代からこの世界に対して疑問に感じていたことの一つに、鍼灸業界、カイロプラクティック業界、また現代西洋医学業界はそれぞれ同じ体の不調を扱っているにも関わらず諸先生方から相互に牽制するような発言を多々耳にしたことです。
そんな中で、私自身もそうであったように、体の不調を抱えた人は自らの苦痛の出口を求めてさまよい歩いているのです。
仮に健康な状態が“A”、不調の状態が“B”とします。どの療法においても回復したという事実が周知のことであれば、不調を抱える人は様々な療法をうけた結果、本来あるべき“A”の状態に戻っているのでなければ論理的に矛盾してしまい、東洋医学で直した“C”の状態、カイロプラクティックで直した“D”の状態、現代西洋医学で直した“E”の状態になっているというのではおかしいのです。
そこで長年様々な体の不調に関わってきた私なりの結論を、東洋医学を構造・環境・精神の三つの要素から成り立っているものと解釈することの中に見出したのです。
東洋医学はまだまだ認識されていない人類の財産だと思います。
それをもって施術にあたり、またそのことの裏づけをより明確にしていくことによって何らかの“進歩”に私なりに貢献できればと思っております。
プロフィ-ル

日本東洋医学会会員
パシフィック・アジア・カイロプラクティック協会会員
鍼灸師・カイロプラクター
- 人間総合科学大学鍼灸医療専門学校 (旧早稲田鍼灸専門学校)昭和63年卒業
はり師/きゅう師 免許取得 - ユニバーサル・カイロプラクティックカレッジ平成2年卒業
- 平成2年 アゼガミ治療室を 浦和(現在地)にて開業
- 2000年6月 日本東洋医学会に学会発表 >>詳しくは学会発表内容へ
-
16歳で突然「くも膜下出血」に!
高2の暮れにクモ膜下出血になり、幸い一命はとりとめ、退院時医師に「君はもう良くなったよ」と告げられましたが、後遺症と思われる様々な体の不調にみまわれました。
-
健康を取りもどすために、自然食から有機農業へ
高校卒業後、不調の改善を目指しヨガ道場に滞在、また自然食に興味を持ちマクロバイオティック(東洋医学をベースとした玄米菜食)の研究所の研修生となりました。
その後、安全な食物を生産すべきと考え、関西の自給自足を目指した共同体等にて援農をかねた研修の後、京都の山に土地を借りて無農薬・無化学肥料の農業に挑戦。整体との出会いもあり不調の改善のきっかけを得ました。
有機農業で近隣農家の人に賞賛されるほどの作物を収穫しましたが、技術の未熟さから農業三年目にウィルス性の病害が発生、借地農業の難しさもあり農業を断念しました。 -
本格的に代替医療の道へ ~2年半の臨床試験を経て学会発表へ
山を下りた後、東洋医学・はり(鍼灸)およびカイロプラクティックの道に本格的に入り、20代でプロスポーツ選手や芸能人の通う高級スポーツクラブのトレーナールームを任される等の経験を経て、平成2年 浦和にて鍼灸整体院を開業。
自らの体の不調からの回復の経験を活かして経験をつむ中で、東洋医学のツボ・経絡を利用した構造改善の手法と、カイロプラクティック(およびオステオパシー)の手法を調和させた独自の施術方法を開発。また経絡が人体の2足起立を保持コントロールする構造力学に基づいた流れであることを実感、経絡の偏りを修正することが人体の構造を安定させることであるとの仮説に至りました。
2000年6月には、医師の協力を得て2年半の臨床試験を行い日本東洋医学会にこの仮説を発表。その症例における仮説の有意性を示すことができました。 -
心がけていること
症状を構造(姿勢)面からわかりやすく論理的に説明し、納得して施術を受けてもらうことを心がけています。また、東洋医学への正しい理解を広めるべく啓蒙努力することを使命と考えています。
- 自らバランス系のスポーツに取組み、施術技術への深い理解・向上に努めています。
カヤック(東京国体リハーサル大会出場)、乗馬(馬場馬術1級ライセンス取得)、合気道、トランポリン等 - 東洋医学は、森羅万象 自然生態系の中でのバランス・健康を良しとする故、日本野鳥の会、鳥類保護連盟、埼玉県生態系保護協会、埼玉自然トラスト協会等に所属。
- 自らバランス系のスポーツに取組み、施術技術への深い理解・向上に努めています。